ピアノの防音について
ご家庭でピアノを演奏する際は、ご近所への配慮も大切です。 気持ちよくピアノ演奏を楽しむために、ピアノの防音対策についてご案内いたします。
一般的な騒音レベル
人が「騒音」と感じるのは、どのくらいの音でしょうか? 日常的な生活での一般的な騒音レベルは下記の通りです。 騒音レベルはdB(A)で表します。
騒音レベル | 身近な音 | うるささの程度 |
---|---|---|
130dB(A) | ジェットエンジンの近く | 肉体的な苦痛を感じる 聴力機能限界 |
120dB(A) | 飛行機のプロペラエンジンの直前、近くの雷鳴 | 肉体的な苦痛を感じる 聴力機能限界 |
100dB(A) | 鉄道ガード下、 自動車のクラクション | 極めてうるさい |
90dB(A) | 大声による独唱、騒々しい工場内、ピアノ | 極めてうるさい |
80dB(A) | 地下鉄の車内(窓を開けたとき)、ピアノ | うるさい、かなり大きな声を出さないと会話ができない |
70dB(A) | 電話のベルの音、騒々しい事務所 | うるさい、かなり大きな声を出さないと会話ができない |
80dB(A) | 普通の会話、レンジフード換気扇 | 普通(日常生活) |
60dB(A) | 電話のベルの音、騒々しい事務所 | 普通(日常生活) |
50dB(A) | 静かな事務所、エアコンの室外機、扇風機 | 極めてうるさい |
40dB(A) | かすかな話し声、 静かな住宅地、図書館 | 静か 聴き取れるレベル |
30dB(A) | 深夜の郊外、ささやき声 | 静か 非常に小さく聞こえる |
20dB(A) | 木の葉の触れ合う音 | 静か ほとんど聞こえない |
10dB(A) | 呼吸の音 | 極めて静か |
ピアノの音レベル
ピアノの音は約80~90dB(A)。
傍で聴いている場合は、かなりの音量ですが、実際に近隣のお宅で聴こえる音はどの程度でしょうか?
一般的な壁の防音効果を見てみましょう。
一般的な壁の防音効果を見てみましょう。
壁 | 防音効果 |
---|---|
一般マンション(コンクリート・石膏ボード壁) | 30dB(A) |
防音マンション | 40dB(A) |
木造一戸建て(コンクリートでない壁) | 10~15dB(A) |
防音の方法 その1 【防音室】
床や壁、天井に遮音パネルを施工し、窓やドアを防音仕様に変更する事で、部屋全体が防音室になります。
また、ユニットタイプの防音室を部屋内に設置する方法もあります。 多少費用がかさみますが、防音効果は強力です。
また、ユニットタイプの防音室を部屋内に設置する方法もあります。 多少費用がかさみますが、防音効果は強力です。
防音の方法 その2 【防音グッズ】
大掛かりな工事をせずに、防音対策ができるグッズもあります。
防音効果は防音室よりも劣りますが、手頃な価格である程度の効果が期待できます。
賃貸住宅等、お部屋に手を加えたくない場合にも便利です。
防振・防音用品一覧はこちら
防音効果は防音室よりも劣りますが、手頃な価格である程度の効果が期待できます。
賃貸住宅等、お部屋に手を加えたくない場合にも便利です。
防音パネル しずかね(静音)ライト
防音ジュータン
防振インシュレーター スーパーピアノストップ
サイレントピアノ
サイレントピアノなら、周囲への音が気になる時間帯だけ「音を消す」ことができます。
普段はアコースティックピアノとして演奏し、夜は消音モードで演奏すれば、気兼ねなくピアノを楽しむ事ができます。
消音モードでは、ハンマーが打弦する事を阻止することで生音が出なくなり、ヘッドフォンからの音で演奏する事が可能です。
普段はアコースティックピアノとして演奏し、夜は消音モードで演奏すれば、気兼ねなくピアノを楽しむ事ができます。
消音モードでは、ハンマーが打弦する事を阻止することで生音が出なくなり、ヘッドフォンからの音で演奏する事が可能です。
サイレントピアノ